フランスでママン 〜母乳育児のその後②〜
2月末で生後14ヶ月になった娘が、母乳も卒業しました!
誕生の日から毎日毎日母乳で育ててきたわけなので、これを書きながら感慨にふけっています。
乳腺炎などのトラブルもなくやってこれましたが、
時には悩み、生後10ヶ月の頃には“哺乳ストライキ”などもあり、
それなりに山あり谷ありでした。
こうして幕を閉じた母乳育児は、親子二人の貴重な体験になりました。
(過去形なのが信じられないくらいです!)
どんなかんじだったのか、記録しますね。
〈離乳の経緯〉
1歳時点で授乳1日4回で、まだ夜中の授乳もありました。
1歳を越えたら授乳回数を自然に減らしてみよう〜となんとなく思っていたので、
まずお風呂上がりすぐの授乳をなくしてみました。
その後13ヶ月になる頃に、朝ごはんの授乳をヨーグルトに替えてみました。〈この時点で授乳1日3回〉
2週間ぐらいで娘の食欲が増し、色々なものをたくさん食べるようになり、夜中の授乳が自然になくなりました。〈この時点で授乳1日2回〉
そこから3週間かけて、娘の運動量や夜中のぐっすり度も増して、自然に夜おやすみ前の1回だけの授乳になりました。
おっぱいがないと寝られないというタイプではなかったので、ああこれはすぐ卒乳するのだろうと感じていました。
その矢先、私がとても体調を崩してしまった日があり、おやすみ前の授乳ができませんでした。
それでももしおっぱいと泣いたらあげることにしようと寝かせたら、すっと寝ついたのでした(その時の娘の瞳は、すべて察知してくれたようでした)。
それ以降こちらからプロポーズすることはせず、娘の方もおっぱいがあったことを忘れたかのように普通にしています。
私も体調のせいで2日間ぐらいほとんど食べなかったのでおっぱいが張ることもなく、今卒乳して5日目ですが、普通に過ごしています。
おっぱいを欲しそうにすることもなく、日中も抱っこしたりゴロゴロしたりしてもおっぱいが気になるとかも全くなく、
たぶん娘は 私=おっぱい とは思っていないんだろうな
という感じです。
私も寂しいという気持ちも特になく、お互いが“その時”を知っていたかのように終われたのがよかったです。
今思うと、最後の授乳の日はとてもたくさん飲んでいたなあ。くすん。
さあ、母乳育児の旅もこれでおしまいです。
今まで悩んだ時はシアーズ博士の本or日本のママの体験談サイトを参考にしていました。
こちらでは母乳育児に対して小児科の先生ですらそこまで熱意がないので、実際的なアドバイスをもらったりできなくて、結構孤独でした。
フランスではここまで長く母乳育児をするのはとてもレアなケースです。
特に私の義理の母は自身が生後2ヶ月でミルクに切り替えたという体験談を、会うたびに話してくださり、
「いやなら、やめていいのよ。無理はいけないから」
と、ひたすらおっしゃってくださり、“女であること”を最も大事にするフランスの風潮を感じました。
まだ母乳しているの?とか、さすがにねえ!とか、その後もちょくちょくコメントしてくることがあって、
正直、それが気に障ったりしました笑
私はシアーズ博士のアタッチメント・ペアレンティングに傾倒しているので、
自分の心に従って娘と向き合って色々決めていこうと思っていました。
いつが離乳になるのかは自然に任せようと決めていました。
でも、断乳/卒乳どんな方法であれ結局「正解はない」というのが私の気持ちです。
これから誰かにアドバイスすることがあったとしても、そういうふうに言うと思います。
もし、これを読んでくださっている方で母乳育児にお悩みの方も、どうか心の赴くままやってみてくださいね。
自信を持ってくださいね。ママの心が一番赤ちゃんを知っていると思いますから。